サモンナイト3 PSP版の感想・レビュー

[著:がく(副管理人)]

サモンナイト3 PSP版の感想・レビューです。
PS2版もプレイしましたが、PSP版を基本としたレビューとなります。

summonnight3_1

概要

サモンナイトシリーズ3作目の本作。
シリーズの中でも特に人気の高いのがこの3ですね。

私はこのPS2版をプレイしたのがサモンナイト3で、
サモンナイトシリーズもここから入りました。

PSP版は細かいシステム回りの改善なので、
ストーリーなどはPSP版もPS2版も全て同じです。

本作の主人公は家庭教師で、男のレックス、女のアティを選べます。
また生徒も男の子2人、女の子2人の中から一人を選ぶ形式ですね。

好感度パラメータが存在し、エンディングはキャラ毎にあるので、
好きなキャラとのエンディングを楽しむことが出来ます。

主人公・生徒も選択式ですし、エンディングも変わるので
周回する楽しみがありますね。
周回することで本編進行も楽になりますし。

会話などのストーリー進行パートはアドベンチャー形式、
バトルパートはシミュレーションRPG形式なのはシリーズ恒例。
先ほどの好感度に関係する、話毎に相手を選ぶ夜会話も存在します。

PSP版での変更・改善要素は後ほど詳しく解説していきます。

私がシミュレーションRPG好きなのもありまして、
PS2版で5周、PSP版で5周クリアしたゲームです。

シナリオ、キャラクター、音楽、戦闘と全体的に好みでした。
グラフィックも完成度が高く、アニメ調のキャラを上手く表現したドットです。

特にPSP版はSPシステム(後述)の関係もあり、周回を重ねてのやり込みが
楽しかった
のが既に5周した事のあるゲームをさらに5周をやった理由です。

ファンタジーな雰囲気のSRPGがしたい人、好感度などのギャルゲー的な要素のある
RPG
をしたい人、周回を重ねてやり込めるSRPGがやりたい人、
それぞれにオススメ出来る名作だと思います。

また本編クリア後の番外編は、
サモンナイト2の面々が登場する話となっているので、
シリーズファンとしてはニヤリとさせられる要素もあります。

PS2版、PSP版共通の部分も多いので、同じ部分はまとめて解説してます。
PSP版での追加・変更点については下の方に項目を作って詳しく解説しているので、
そちらをご覧下さい。

ストーリーとキャラクター

ストーリーとそれを彩るキャラクター達が良く出来ていました。

ストーリー

サモンナイトの名前の通り、召喚という言葉がキーワードとなる
物語なのは今回も変わらず。

今回は主人公が生徒ともに、船が海賊に襲われた上に嵐になり、
ある孤島に流れ着くところから物語が始まります。

その孤島がはぐれ召喚獣(主を失った召喚獣)の島でした。
さらに主人公が嵐に巻き込まれた際に偶然手にした剣が、
物語を大きく動かす事となります。

この召喚獣達の島、という設定がサモンナイトらしさを
特に感じられる部分で、ストーリーを上手く構成する舞台として
良く出来ています。

ストーリーとしてのポイントは大体4つほど。

1.島で行われていた大規模な召喚実験
2.その島での出来事に関わる主人公が持つこととなった剣
3.島に流された主人公と海賊たち、島の召喚獣達、 同様に島に流された帝国軍
4.後半に登場する島での実験を行っていた無色の派閥

1と2が物語の大筋と根底にある部分ですね。
この昔の召喚実験場であった島が舞台というのがポイントです。

また3の項目である、彼らの人間関係、ストーリーへの関わり方などが面白く、
途中で飽きる事無く物語を追うことが出来ました

更に、4の無色の派閥が現れる辺りは物語の佳境であり、
戦闘の難易度もあって、かなり印象に残ってる部分です。
こういう盛り上がるポイントが明確にあるのもいいですね。

キャラクター

島の召喚獣達と、海賊の一味、
主人公に生徒が主な味方としての登場人物です。

特に物語の鍵となってくる護り人(召喚獣達の長)と
生徒はそれぞれにキャラクターが良く出来ていて、
ストーリーが盛りあがる一因でもあると思います。

summonnaight3_2
集落毎、全部で4人の護り人が居る。

主人公が成長していく生徒を見守り、最終的に逆に生徒に励まされて、
困難に立ち向かう展開は王道で燃えます

他の召喚獣や海賊の面々もそれぞれにキャラが立っており、
周回して色んなエンディングを見たくなるのもそれらのおかげでしょう。

また敵として出てくる帝国軍や無色の派閥もそれぞれに
キャラが立っていて、敵ながらこちらも悪くありません。

個人的には特に帝国の面々が若干憎めない感じで好きでした。
それぞれに抱えた過去や信念が見えてくる感じがして。

無色の派閥が諸悪の根源みたいな立ち位置を演じたのも
大きかったです。
分かりやすい悪役ってのは大事ですね、ホント。

総じて物語を演出するためのキャラクターが揃ってる印象です。
味方も敵も、それぞれの味があり、それが物語が楽しかったのに繋がっています。

戦闘のバランス

戦闘のバランスがいいのも、SRPGとしても楽しめた一因ですね。

ステージごとにクリアの目安レベルなどが示されるので、
ある程度ゲームに自信がある人は一つの指標になりますし。

尚、PSP版で追加された部分は別にまた後ほど取り扱います。

物理、召喚のバランス

物理と召喚(他のRPGでいう魔法)のバランスが良いゲームだと思います。
前衛、遊撃要員、遠距離要員、召喚士とキャラ毎の役割もはっきりしていますし。

キャラ毎に強い弱いは勿論ありますが、全体の編成として、
物理要員も召喚要員もある程度はバランスよく編成したが方が
戦闘がスムーズに進むと言う点からもバランスの良さが伺えます。

先述の一定レベル以下のクリアを試みると、それなりに頭を使う必要もあり、
シミュレーションとしての楽しみ方を見いだせることでしょう。
私はPS2の時の1周目は、厳しくなって途中で断念しましたし。

一定レベル以下だけでなく、戦闘不能者を出さない、
アイテム使用個数が3個以下と言った条件が結構キツイところです。

逆にそれに拘らなければそこまで難易度が高いゲームではありません。
そういうプレイヤー側に難易度が委ねられている部分も
バランスの良さとして挙げられますね。

戦闘のストレスの無さ

2までは召喚演出がカット出来なかったのですが、
3からは召喚演出がカット出来るようになりました。

地味ですが、明確にストレスが減る部分で、特に周回を重ねるプレイにおいては
こういう細かいストレスが溜まらないというのは大きな点です。

PSP版では移動もボタン○or×押しっぱなしで加速したり、
召喚呼び出しの演出までカット可能だったりと、
さらに快適にプレイすることが出来ます。

PSP版でもさらに5周したのも、こういう細かいながら
地味に大事な快適さがしっかりしていたからですね。

PSP版での追加・変更要素

リメイク作品としてPSP版が良く出来ているのが、
下手なところを弄らずに、システムとしてのやり込みなどを
増やしてくれた事ですね。

特にグラフィック・ストーリーには一切手を加えず
あくまでシステム面の改善だけ行った点が私はかなり嬉しかったです。
グラフィックなどはPS2版で完成していた部分ですし。

尚、システム関係に関してはサモンナイトを知らない人だと
分かりにくい記述もあると思います。
専門用語をある程度使わざるを得ないのでご了承下さい。

ブレイブ条件、ブレイブメダル

PS2版ではブレイブクリア(先述の一定レベル以下クリア)という単純な括りで、
一定条件を全て満たした状態でクリアすればブレイブクリア成功、
という形でした。

PSP版ではこれがブレイブ条件となり、項目毎に成功の判別がされます
例えば、ファーストアタックを決める、アイテムを3個以内の使用でクリアなど。

summonnaight3_3
項目ごとにチャレンジ出来る。再挑戦も可能。

各項目毎に成功するとブレイブメダルという、お金とは別のメダルが手に入り、
そのメダルを消費する事で、パーティ能力や傀儡ユニット(後述)を
開放していきます。

ステージ毎に異なる特別な条件もあり、
すべてを満たそうとすると結構な難易度になってきます。

ですが、全てを満たす必要もないですし、
自分で目標条件と捨てる条件を選んでプレイ出来ます。

これが先ほど書いていた、こちらに委ねられる難易度の自由度を
さらに広げてくれて
嬉しかった部分ですね。
メダルの使い道は少なくとも1~2周の間分は十分ありますし。

得られるパーティ能力も結構便利なものもあるので、
メダルを集めるという目標になるのもいいところです。

傀儡ユニット

3では2周目以降開放される要素で、番外編のキャラや敵キャラなど、
普段の周回では仲間にならないキャラを傀儡ユニットとして、
ブレイブメダルを消費して召喚出来ます。

例えば一周で一人だけしか選択出来ない生徒を全員揃えて出撃、
など普段ではあり得ない組み合わせが可能なのです。

番外編で登場するキャラクターを本編のキャラと共演させたり、
敵の幹部を一同に集めたりとファンにとっては夢の編成が組めます。

これがこの後解説するスキルシステムと合わせて、
やり込む上でも実に楽しい要素でした。

スキルシステム

今回は敵を倒したり、レベルを上げたりするとSPを入手します。
スキルポイントの名前通り、SPを消費してキャラ毎にスキルを入手出来ます。

ステータスアップなどの共通スキルとキャラ毎の個性となる個別スキルがあり、
それを揃えていく事でキャラの使い勝手が大幅に変わってきます

以前はクラスチェンジなどでのみ増えていたスキルなども、
このシステムで習得するようになり、頑張れば全スキルを習得することも可能です。

私はPSP版の変更点として一番うれしかったのがこのSPシステムです。

序盤は何から覚えるかで運用法も使い勝手も変わりますし、
周回ややり込みをする上では全てをスキルを覚えさせるという目標にもなりますし。

特に移動力アップが共通スキルで存在するので、
PS2版では使いにくかった鈍足のユニットの使い勝手上昇も嬉しかったですね。

全体として、本当により楽しく遊べるようになった変更といった感じですね。
大筋は一切手を加えずに、快適さと楽しさを増した、正に理想のリメイク
それがPSP版のサモンナイト3だと思います。

総評

PS2版から変わらぬキャラとストーリーの良さ、
元々良かったバランスに加え、SPシステム・ブレイブ条件などで、
自由度が増してより楽しめるようになったバトル。

リメイクとしても、作品単体と見てもかなり出来のいい作品ですね。
元々評価の良かったサモンナイト3ですので、
リメイクの方向性としても素晴らしかったと思います。

シミュレーション的な楽しみ方をしたい人にも、
RPG的な育成などを楽しみたい方にも、キャラの好感度を上げて
エンディングを楽しみたい方にもオススメ出来る名作です。

PSPでのお手軽さとも相まって非常に遊びやすい作品なのも
携帯機リメイクとしては最高レベルでしょう。

私も非常に楽しみましたし、これからもまだ遊びたい作品です。

 

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2012年12月12日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:PSP

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