テイルズオブヴェスペリアの感想・レビュー

[著:がく(副管理人)]

テイルズオブヴェスペリアの感想・レビューです。
テイルズシリーズの中でも特に好きな作品の一つです。

talesofvespera1

概要

古代の技術で生み出された魔導器(ブラスティア)の恩恵で発展した
テルカ・リュミレースという世界が舞台です。

主人公は帝都の下町に住むユーリという青年。

下町の水道魔導器からコアが抜かれ、
それを取り戻そうと貴族街の家に忍び込むも取り逃がしてしまいます。

そこを城の騎士団に見つかり、投獄され脱出したところで、
ユーリの親友である騎士団所属のフレンが危ないと
告げる少女エステルに出会うところから冒険が始まります。

戦闘は3D系テイルズと言われる、奥行きもあるフィールドでの戦闘。

フェイタルストライクという、条件を満たせば一撃で相手を倒せる
攻撃がアクセントとなった戦闘システムです。
これに関しては詳細は後述します。

ストーリー・キャラクター・戦闘、それぞれが
高いバランスでまとまっているRPGで、個人的にはかなり楽しめた作品です。

talesofvespera2
グラフィック等も問題ないクオリティ。

私は基本的にレベル上げなどもしっかりやりながら進めるタイプなのですが、
ヴェスペリアは話がかなり面白くて、
レベル上げもそっちのけでストーリーを進めたほど。

フェイタルストライクのおかげで、若干レベルが低いままでも
攻略可能なバランスも楽しかったです。

その後もかなりやり込み、プラチナトロフィー獲得までやりました。

戦闘の面白さ

テイルズ系は最近の作品は全体的に戦闘の完成度が高いのですが、
その中でもシンプルに仕上がっていて好みでした。

シンボルエンカウント形式で戦闘になり、
3Dフィールドでのバトルが行われます。

フリーラン状態(L2を押しながらの移動)ではフィールドを自由に、
通常の状態ではターゲットに向かう直線ライン上を移動という形なので、
操作性も問題ありません。

通常攻撃、TPを使う術技と言ったシステムも従来通りで、
通常攻撃から術技などを繋げていってコンボも出来ます。

フェイタルストライク

最近のテイルズ系にしては比較的シンプルな戦闘システムに
アクセントとなっているのがこのフェイタルストライクシステム

術技には3つの方向属性(上、横、下)が設定されており、
例えば上の術技を当てていくとそれに対応した敵のゲージが増加、
MAXまで溜まると敵にアイコンが表示されフェイタルストライクが発動可能に。

talesofvespera3
敵に表示される紋章のようなアイコンがフェイタルストライク可能のサイン。

ターゲットにアイコンが表示されている時にR2を押せば発動、
当たった敵は雑魚なら即死、ボスなら一定ダメージを与えます。

この即死と言うのが単純ながら爽快感のあるシステムで、
強い雑魚でも上手くフェイタルストライクを狙う事で十分倒すことも可能だったり。

余り凝ったシステムではなく、条件だけ満たしたら発動出来るという
シンプルで爽快感のあるシステムなのも良かったですね。

これのおかげで戦闘が特に楽しかった印象があります。

主人公以外の操作も楽しい

これも最近は割と多い気もしますが、主人公以外を操作しても
楽しいのが長く遊べた理由の一つだと思います。

特にレイヴンというおっさんの弓使いが好きで良く使っていました。
リタという魔導師を操作するのも楽しかったですし。

華麗な空中コンボを決めることの出来るジュディスだったり、
重たい攻撃を駆使出来るカロルだったり、
個性がわかりやすく反映されているのも動かして楽しい理由の一つでした。

キャラクターの良さ

これとストーリーに関しては意見が別れるかも知れませんが、
個人的にはかなりストライクなキャラクター達でした。

主人公ユーリ

まず主人公が良かったのは何より大きいですね。
以前ハーツの記事で子供が主人公のテイルズは苦手、と言いましたが
ユーリはその逆でテイルズ主人公にしては珍しい20代。

彼のいう正義に若干頑ななまでの印象を受けるところもありましたが、
芯がしっかりしていて、頼り甲斐のある主人公
テイルズ的には新鮮で良かったです。

意思がはっきりしている部分はストーリーの良さにも繋がる部分でしょう。

レイヴン

通称おっさん。

基本的に渋いおじさんキャラは好きな事が多いのですが、
この人はおちゃらけてる時からシリアスな時までいいキャラしてます。

声・風貌・戦闘スタイル・性格に至るまで、本当に好みそのもの。
こういうおっさんになりたいものです。

その他のキャラのバランス

他のキャラもそれぞれにいいところがあり、
パーティとしてのバランスが良いのが印象的です。

キャラクター同士がギスギスしてる感じもないですし、
最初から最後まで気持ちよく旅が出来たのは
キャラクターの良さに寄るところも大きいでしょう。

目的のあるストーリー

物語自体もキャラクターの良さもあってか、かなり楽しめました。

それを支える一番大きな部分は、物語の目的に当たるところでしょう。
道中のほとんどの場面に、ある程度明確な目的や動機があり、
指針として示されていたのは、物語を進めたいという思いに繋がりました。

これはキャラクターの良さとも関連しますが、
主人公のユーリに芯が通っているからこそ、
そこにきちんとした動悸や目的が生まれたのでしょう。

全体として3章に物語は別れていますが、
どの章でもキャラクターが何をしたいのかも描かれているのが良かったです。

“「正義」を貫き通すRPG”という謳い文句に恥じない、
一貫性が感じられたストーリーでした。

総評

戦闘・キャラ・物語がハイレベルでまとまっていて、
RPGとして面白い要素を全て兼ね備えている作品です。

トロフィーみたいなやり込みの指標もあり、
隠しダンジョン・ボスも勿論居るのでやり甲斐もあります

テイルズシリーズが好きな人は勿論、RPGで面白いゲームを
探している人
にも自信を持ってオススメ出来る作品だと思います。

個人的にはテイルズシリーズの中では思い出補正の強いエターニアに並ぶ、
あるいはそれ以上の面白さを感じたゲームでした。

 

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2012年10月5日 | コメント/トラックバック(4) |

カテゴリー:PS3

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コメント

  1. こんばんは。

    ヴェスペリアはやろうやろうと思ってまだやっていない作品ですね。
    私もエターニアが大好きなのですが、エターニア好きはみんなヴェスペリアの評価が高いですよね。
    これは……やらざるを得ないのか……

    でもグレイセスを先にやりたい気持ちもあるんで困ります(笑)

    • がく より:

      ハマさん、コメントありがとうございます!
      返信が非常に遅くなって申し訳ありませんでした。

      ヴェスペリアは本当にオススメです。
      一番好きなテイルズがエターニアかヴェスペリアかという感じなので、
      エターニア好きには特に。

      グレイセスは自分も未プレイですが、こちらもいい評価が出てますねぇ。
      戦闘が面白いのはグレイセスと聞きますし。

      エクシリアは個人的に微妙でしたが、最近のテイルズは比較的豊作ですねぇ。

  2. 黒刀 より:

    このゲームで言うと、フレン・シーフォの設定で語られている正義が正しいと信じている皆さんは、この法秩序がどんな状況においても健在だと高を括っているでしょうが、それは違いますよ。いざ何か世界規模の災害が起こらないとも限りませんし、そうなったら最早法も秩序も関係なくなってしまうもの。そうなった時に、フレンとユーリどちらの正義が強いのか分かります?当然、法秩序に則った、設定で言うならフレンの正義は、秩序が崩壊した瞬間、意味を成さなくなってしまう。となれば、もう片方のユーリのそれの方が、いかなる時も強い正義の力を発揮することが出来るでしょう。因みに私はいついかなる時も健在なものを、思想や正義論としては常に選んでいるので、このゲームで言う所のユーリの方を何時だって信じています。
    これは贔屓でも何でもなく、私自身が考え、見つけ出した答えであり、私自身の正義論以外の何物でもありません。
    因みに何年か前にテレビでハーバード大の哲学の教授が言っていましたが、ゲーム内でユーリが示した事であり、私が自身の正義とする事であるこの思想は、自然法という、人類の法秩序が生まれる前のずっと昔からある法に基づく物だそうです。
    この思想をに共感するか、間違いだと言おうが、それはこのレビューを読んで下さるあなたの自由とします。私のこの考えは私の人格を形成するアイデンティティであり、たとえ上記のどちらだとしても、それはあなたの思想ですから。

    • がく より:

      黒刀さんコメントありがとうございます。
      返信遅くなって申し訳ありません。

      ユーリ・フレンの考えは物語中でも対極的に描かれていましたねー。
      私は特にどちらかの考えを指示するというのはありませんが、
      このゲームに置いてはどちらの考えも一長一短あると言うのを
      上手く表現出来ていたのが物語的にも面白かった部分だと思います。

      そういった正義感的な部分に思考を巡らせても楽しめるゲームだったのは
      キャラクターそれぞれの考え方が明確に描かれていたからでしょう。
      そういう意味でも深く楽しめるゲームだったと思います。


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