ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3Dの感想・レビュー

[著:がく(副管理人)]

テリーのワンダーランド3Dのレビュー・感想です。
ドラクエモンスターズの最初の作品のリメイクとなります。

terry3d_1

概要

ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスター達が出演し、
そのモンスターを使い、戦闘や配合を繰り返して育生するRPGです。

主人公はドラクエⅥに登場した、少年時代の頃のテリー。

物語は彼が連れ去られた姉ミレーユを助ける為、
タイジュの国のモンスターマスターとなり、
勝てば願いが叶うと言われる星降りの大会を目指すというもの。

旅の扉と呼ばれるダンジョンが存在し、そこでモンスターを育生・加入などします。
鍛えたパーティーで格闘場のクラス別の試合に出場、
最終的にSクラスを倒せば星降りの大会への出場権が与えられます。

旅の扉最下層にはその扉の主が存在し、
そこではドラクエ歴代作品に基づくイベントなどがあります。
一部を除いて、扉の主は倒せば仲間に加える事も可能です。

そして本作の目玉と言えばやはり配合
2体のモンスターを掛け合わせ配合することで
新たなモンスターを一体作り出せます。

配合を繰り返すと+値と呼ばれる、名前の横の数値が上昇し、
最大レベルの上限が上がったり能力値の上限が上がったり。

配合を繰り返す事でよりモンスターを強くしていくのも醍醐味です。

懐かしの作品のリメイクですが、全体的な出来がよく楽しめました。
すれ違い通信やwifiを使ったランキングバトルなどもあり、
対戦メインで遊ぶ人にも楽しめる作品となっていると思います。

私は対戦はそこまでやりませんが、
やはり配合であれこれモンスターを作るのは楽しいですね。
若干配信限定のものが多いのが気になりますが、それ以外概ね満足した作品です。

尚、私は初代以来のドラクエモンスターズのプレイとなります。
以下のリメイクで変わった点などは、モンスターズジョーカーなどで既に
実装済みだったものもありますが、あくまで初代と比べて変わったという意味です。

リメイク作品として良く出来ている

本作は初代テリーのワンダーランドのリメイクということですが、
実際はかなり大幅な変更がされています。

メインストーリーや出てくる人物、音楽などはテリーのワンダーランドの
リメイクという感じですが、それ以外はかなりの進化を遂げてますね。

グラフィック

3Dのフィールド、街になっており、最近の3Dドラクエ作品と同じような形に。

ドラクエⅧなどでも思いましたが、この3Dドラクエが予想以上によく出来ています。
従来の雰囲気を意外と崩さないまま上手く3D化していて。

旅の扉内でも、エンカウントの方式がシンボルエンカウントになったため、
3Dで描かれたモンスター達が徘徊しているダンジョンを冒険出来ます。
これが中々雰囲気が出ていて、最初に感動した部分でした。

terry3d_3
旅の扉内ではモンスターがシンボルの形で徘徊している。

戦闘やスカウト

こちらも変わっており、まず戦闘に出せるモンスターが4枠に。
モンスターにはサイズの概念が追加され、4枠に収まる形でパーティを編成します。

2枠、3枠モンスターが存在し、
小型モンスター・大型モンスターの差別化がされました。

大型モンスターは強い分枠を取るので、
小回りの聞く小型モンスターで上手く補ったりと
パーティをどう組むかの幅も広がりましたね。

モンスター加入も、以前は肉を上げたりすれば戦闘後に一定の確率で起き上がって
「仲間になりたそうにこちらを見ている」という形でしたが、
今回は意図的にモンスターをスカウトする方式になりました。

スカウトアタックというコマンドが存在し、それを選ぶことで
手持ちのモンスターがスカウトゲージを上昇させる攻撃を出します。

スカウトゲージは〇〇%で表示され、
スカウトアタック後の〇〇%の確率でそのモンスターが仲間に。
肉は使うとスカウトゲージが溜まるアイテムになってます。

この変更のおかげで、欲しいと思ったモンスターを意図的に
スカウトする事が可能になりました。
これもかなりいい改善点で、嬉しかったですね。

呪文や特技

呪文や特技を覚えるシステムも変わり、スキルというのが導入されてます。

モンスター毎に所持するスキル(メラ&ギラなど)があり、
それにレベルアップで手に入るスキルポイントを振ることで
スキル毎に決められた呪文や特技を覚えていきます。

配合時のスキルなどの受け継ぎも変わっており、
モンスターごとに所持するスキルを引き継ぎます。
モンスターのサイズ毎に数が決まっており、小型なら最大3種までといった具合。

例えば「メラ&ギラ」というスキルであれば、
そのスキルにスキルポイントを3振るとメラが、
10振るとギラが覚えられるといった感じですね。

配合時に親が「メラ&ギラ」を持っていれば、
子供にそのスキルを引き継ぐ事が出来ます。

配合時に親が特定のスキルをMAXまで上げている事で生まれるスキルもあったりと
このシステムも中々に練られていて面白かったです。

音楽

テリーのワンダーランドは音楽の良さも売りでしたが、
それも上手くアレンジされていて良い物が多かったと思います。

戦闘時の音楽、特にボス戦ではギターがバリバリ鳴るので、
ドラクエのイメージと違う・・・と思う人は居るかも知れませんが。

それ以外は概ねいいアレンジになっていて、
何より星降りのほこらの音楽が今の音源でまた聞けるのは嬉しかったですね。

配合はやり込み要素満載

ドラクエモンスターズ言えばやはり配合。
これは相変わらずやり込み甲斐のある要素となっていました。

本編を進める上では割と適当に配合していても十分進行可能です。
スキルポイントや能力値を考えると、レベルが上がりにくくなったら
配合してちょっと育て直した方が強くなりますし。

あれこれ新しいモンスターが次々作れるというのも楽しかったですね。
モンスター数は非常に多いので、そういう意味でも飽きずに
本編を進める事が出来ました。

やり込みと言う意味では、今作は究極配合という要素があります。
これは同種のモンスター同士(例えばスライムとスライム)を配合する際に、
+値の合計が100を超える場合に出来る特殊な配合です。

究極配合を行うと能力値の上限が通常よりも上がり、
更に特性を一つ選んで付与する事ができます。
特性付与は同時にデメリットが発生するものもありますが、どれも強力。

選べる特性は「行動はやい」「行動回数増加」などなど。

やり込む上では是非目指したい配合法ですが、その方法が同種同士を掛け合わせると
言うのが、なかなか上手く出来てるところです。

強力なモンスターほど作るのが大変ですし、究極配合をする為には
それを2体用意する必要があります。
ただでさえ大変な用意を2体分行うというのは骨が折れますね。

ですが、やり込みという意味ではこういう更に上を目指せる要素があるのは
実に嬉しいところです。

好きなモンスターを究極配合する事で使い続ける事も出来ますし。

配信限定モンスターが多すぎるのが難点

本作で私が一番残念だったのは配信限定のモンスターが多すぎる点ですね。

ごく一部に配信限定のモンスターが居たりする程度ならいいのですが、
結構な数が配信限定となっているのが・・・。

すれ違い通信、wifi通信を利用した要素自体は歓迎ですし、
いい試みだと思いますが、
モンスター自体はゲーム内でも手に入れる方法が欲しかったところです。

受け取りに行けない人はどう足掻いてもそのモンスターを手にする事が出来ないと
いうのは、子供や地方の人にはなかなか酷な話。

実際、攻略本などを眺めながら、このモンスターいいなと思って入手法を見た時に
配信で入手となっていると非常に萎えます

私がクリア後にあれこれモンスターを作ろうとした時に
一番やる気が削がれてしまったのはそこが大きな原因でしたね。

面白い作品だっただけに、手に入れたいモンスターが労力などとは関係なしに
入手出来ないというのは残念でなりません。

プレイする上で知っておきたい事

残念な点も書きましたが、やはり面白いソフトだったので、
ドラクエ好きの方などにはオススメです。

ここではこれからプレイする方に知っておいたら便利な事を2点ほど。

配合時にあくまの書を作る

先述の通り、親からスキルを引き継ぐ事が出来ます。
引き継げるスキル数はサイズによって固定ですので、
引き継げないものも出てきます。

本作では、引き継がないスキルにSPが20以上振られていたものが3つ以上あった時
配合で生まれる魔物とは別に、その引き継がなかったスキルを引き継げる、
あくまの書と言う魔物が生まれるシステムがあります。

SPを20以上振っていて引き継げなかったスキル数が3であくまの書、
4でだいあくまの書、5以上で魔王の書が
それぞれ配合モンスターと別に出来る仕組みです。

これを利用し、引き継ぐつもりのないスキルにポイントを振る事で
一回の配合で2体のモンスターを作る事が出来ます。

+値などは配合で出来るモンスターと同等の数値があくまの書にもついてますので、
上手く利用すれば+値を引き上げる為のモンスターとして使えます。

何度か配合すれば、引き継ぐスキル以外のスキルも増えてくると思うので、
そうなってきたらあくまの書を作っていく事で、
パーティ全体の戦力増強がしやすくなるでしょう。

4体配合にも使えるテクニックですので、覚えていて損はないです。

他国マスター

これも初代からの伝統で、ダンジョン内に現れる可能性のある他国マスター。
彼らが連れているモンスターはレアなものも多く居て、
しかも他国マスターの連れているモンスターはスカウトする事が可能です。

レアでかつ他国マスターが連れているモンスターはレベルも高いので、
いい肉をあげてもスカウト率はなかなか上がりませんが、
戦う直前にセーブする事で粘る事が可能になります。

直前にセーブしていれば、相手の引き連れているモンスターは同じなので、
仲間に入れたいモンスターや配合で使えそうなモンスターが居る時は
積極的にスカウトを狙うといいでしょう。

リセット前提の粘りなので、若干面倒ではありますが、
その労力に合った強さ、配合しづらさのモンスターが手に入る事も多いです。

総評

リメイク元の出来の良さも勿論ありますが、
それをキッチリと反映した今の技術でのテリーのワンダーランドとなっています。

昔にゲームボーイで遊ばれた方も、テリーはこれが初めてという方も
問題なく楽しめる良作に出来上がっているでしょう。

ドラクエモンスターズらしい配合や対戦といった楽しみ方も出来ますし、
ドラクエシリーズファンにもオススメのソフトです。

配信限定の部分さえなければ・・・とは思わずにはいられませんが、
私もかなり満足して遊べました。

 

タグ

2012年9月26日 | コメント/トラックバック(4) |

カテゴリー:3DS

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

トラックバック

コメント

  1. はるのおきな より:

    テリワン3Dはドラクエにある程度親しんだ方であれば、
    ライトやヘビー問わず楽しみやすい良質なRPGであったと思います。
    私は「オフのドラクエの代用品」という感覚でプレイしていましたが、
    作りがしっかりしていましたので結構楽しめました。

    ただ、稼ぐことが求められる部分が多いゲームなだけに、
    戦闘アニメをOFFにする機能が欲しかったですかね。

    • がく より:

      はるのおきな様、コメントありがとうございます。

      確かに作りがしっかりしているのはプレイして感じられた部分ですね。
      リメイク元に甘えず、キッチリと作り直してあるのに好感が持てました。
      私はドラクエシリーズに関してはそこまでやっていないながらも、かなり楽しめましたし。

      アニメをOFFにする機能は確かに欲しかったですね。
      全体的にそんなに長いエフェクトやモーションはないですが、
      強いモンスター・大型のモンスターほど
      攻撃モーションにこだわってて逆に時間かかってましたし。

      ただあまり簡素にしすぎても作業感が強くなりすぎる気もしますし、
      開発者も悩んだ部分なのではないかと思っています。

  2. ニーギ より:

    自分は、スカウトゲージはいらないような気がしましたね。

    しもふり肉を大量にあげる。
      ↓
    敵を倒す。
      ↓
    「うぉぉぉーーー!仲間にならねぇーー!」

    という、やりとりが初代は面白かった。

    • がく より:

      ニーギ様、コメントありがとうございます。

      スカウトゲージに関してはそういう意見もありますねぇ。
      初代でモンスターが起き上がるワクワク感と楽しまれた方は特に。

      自分はそれも嫌いではないのですが、
      最近はなるべく不確定要素を減らせるシステムが好きでして。

      それもあってある程度は確率を目に見える形で引き上げる事の出来る、
      今回のシステムは気に入りましたね。

      ゲームに求めるものの違いが出てくる部分なので、
      どちらがいいかというのは難しい話ですがw


レビュー記事やソフトへの感想・質問など気軽にコメントどうぞ~(^o^)/

コメントを投稿するにはログインしてください。

このページの先頭へ